開設2年目に思うこと
- yamasakik2023houka
- 4月2日
- 読了時間: 2分
更新日:5 日前
みなさんこんにちは。ナーシングカンパニーのやまさきです。
4月1日、当ステーションは2年目に入りました。訪問看護師としては32年目になります。
今は車と電動自転車にも乗って、現場に出る毎日。制度や管理のことを考えながらもやっぱり訪問は楽しいです。

訪問看護は1992年に制度化され、当初は順調にステーション数が増えました。2000年の介護保険制度創設後は伸びが鈍化。その後2008年、2012年の制度改定を経て、再び増加に転じました。
今、不正請求や質の低下に対する是正措置が進み、厚労省から複数の通達が出ています。神戸市にある大規模ステーションの管理者が、看取りの方が明らかに減った、と。
悪者さがしをしたいのではありません。実態に即した制度にならないと、愚直にやってる者はアホらしくなって居なくなり、地域包括ケアシステムは立ち行かなくなると思います。
訪問看護は制度ビジネスです。管理者は雇われであっても、その責任を果たす覚悟が必要だと考えてきました。
社会の動き、関連職種の状況、地域との連携——目を配るべきことは山ほどあります(だから地域でステーション同士のネットワークを作るんです)
不正に関わるのは言語道断。
「それは違う」と言える管理者が増えてほしい。
話は変わりますが、私は以前は大規模ステーションで役割を定め、スタッフを育てることに注力していましたが、実践から離れるほど、現場に伝えたいことが届かない——
“長い棒で点を指すような”もどかしさを感じていました。
2年前に管理職が病欠となったある日、新人2人があたることになっていたがん末期の方の初回訪問に同行しました。
2人はとても丁寧で温かな対応をしていて、「この2人なら、看取りまで支えられる」と確信しました。
ご家族には私から看取りに向けお話しました。2人はその意図をしっかり理解し、たった3日間だったのに、ご本人とご家族に寄り添ってくれました。
制度・管理・教育をベースに、質を高める機会は実践の現場にこそあると信じています。
写真は利用者さんからいただいたクリスマスローズ。緑は珍しいですね。
当ステーションでは訪問看護を一緒に実施してくださる看護職、セラピストスタッフを募集しています。常勤スタッフはもちろん、都合の良い時に働きたい、という方も大歓迎です。
お問い合わせは、0798-63-2007山﨑まで、お気軽にお電話くださいね♪
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